アーチビルディング
贅沢な小屋として薪ストーブを設置したり、トイレ、キッチンといった水回りをプラスすることも可能なアーチビルディングは、ボルトとガルバリウムプラス剛板のパネルで構成された強靭な構造を持つ、米国発祥のオシャレな建造物。当社では、このアーチビルディングを継承する「native unit」の製品を導入し、大人カッコいいカリフォルニアスタイルをご提供します。
モデル
例えば室内空間を広く使いたいなら壁面が垂直なタイプのu-5シリーズを、また豪雪など外的環境に強いモデルを選ぶならu-7シリーズを。用途や環境、規模などあらゆるニーズに対応できるラインナップを用意しました。
仕様・性能
アーチビルディングはボルトとガルバリウムプラス鋼板のパネルで構成された強靭な構造です。カナダや諸外国では歴史ある建材として数十年前から使用されています。
アーチビルディング施工例
間口3.0m、3.6mの2種類u1シリーズのみに使用するミニパネル奥行の延長が無限(457mmごと)
mm
間口5.1m〜15.1m 高さ3.7m〜5.9m立ち上がりのストレートな壁面奥行の延長が無限
間口3.1m〜15.2m 高さ2.9m〜5.9m豊富なサイズラインナップ奥行の延長が無限
間口6.8m〜15.3m 高さ3.6m〜6.8m壁面が内側に傾斜している特長的な形奥行の延長が無限
間口6.0m〜15.2m 高さ3.0m〜7.6m半円の湾曲したアーチ形状奥行の延長が無限
間口3.6m、4.8m、6.0m 高さ2.1m、3.9m高さの調整は可能奥行の延長が無限(609mmごと)
アーチビルディングは6種類のモデル、70以上の規格サイズがあります。モデルごとに使い分けをしているアーチパネルは幅609mmパネル(u3-9series・uc series)に加え、幅622mmのspパネル(u3-9series)、u1seriesのミニパネルの3種類です。ガルバリウムプラス鋼板は優れた熱反射率により暑い夏でも建物内を涼しく感じさせます。エンドウォールパネル、アーチ部(側面)に設置できる専用の窓部材もあり、アーチビルディングは外観・素材・構造があらゆる可能性を持ち、様々な用途で使用できます。
位置により高さが異なるのがアーチ構造の特徴です。用途や窓、ドア、シャッターなどの開口と高さを考慮してサイズを決めます。特注サイズに加工できるパネルもあり、高さのオーダーが可能です。
エンドウォールと呼ばれる前後の妻壁は仕上げ方法が自由です。建築地の条件に合わせたデザイン性のある妻壁を作れます。
構造計算・設計のもと、パネル形状・ボルトを活かした内装仕上げもできます。
アーチビルディングの強さの要は基礎です。日本の住宅より幅が分厚い基礎にはアンカーボルトをサイドは305mm、エンドウォールは457mmピッチに設置します。
基礎にベースプレート(水切り)をアンカーボルトで固定します。数千単位のボルトを使用し1枚1枚のパネルをつなぎ合わせアーチを立ち上げます。1アーチ、2アーチ、3アーチ・・・と奥行方向に延長していきます。組み上げながら全体の高さ・垂直を調整し、ボルトを本締めします。エンドウォール(写真はガルバリウム鋼板)を設置し、完成です。
現場にてパネルを1枚ずつ重ねて組み立てる構造上、光が差し込む程度の隙間が生じることがありますが、直接雨水が入ることはありません(放水や過度な雨を除く)。本体重ね部分、ボルト部分、水切りと基礎の間から水が入らないよう適正な施工を行なう必要があります。曲げ加工されたパネルを重ねるため、組み立てるにつれ角部が膨れ前傾する傾向があります。気温・湿度・設置状況により、結露が発生する場合があります。形状上、積雪時には落雪に注意してください。また、凍結した雪の落下にも注意してください。輸入製品のため輸送中のキズ・擦れが生じることがあります。納期に関して、海外生産のため入荷にお時間がかかります。また、輸入時の気象状況により遅延することもあります。予めご了承ください。
部材単位での断熱・防水は兼ね備えておりません。用途に応じて、断熱・防水処理が必要となります。
一般的に建築物を建設する場合には建築確認が必要です。法令・条例について詳しくは建設地の市町村へご確認ください。
確認申請内容に準じた基礎の施工が必要となります。
自然酸化による穴あきサビに関しては30年保証となります(天災や火災、塩害や薬品等による要因での不具合は対象外となります)。
建築地・用途・大きさの条件をもとに算出致しますので、お見積もりはお問い合わせください。
今や世界的なトレンドとも言えるミニマリストの間で注目されている、小さな小屋<タイニーハウス>のあるライフスタイル。本当に必要なものだけを揃えて自然とともに暮らすシンプルな生活への憧れは、何千万年という長い時間にわたりプリミティブに生きてきた我々人間にとって、当然の帰結と言えるでしょう。室内面積が9.6平米というコンパクトさが魅力の「HUT」は、まさにそんなミニマリストの需要に応えるために生まれました。カナダ製のガルバリウム鋼板パネル&ボルトによるNATIVE UNITのアーチビルディングは、デザインだけでなく品質も最高レベルを実現。室内はアーチ型の天井が開放感を生み出し、土間やシャッターなど様々なアレンジも可能です。趣味に没頭したり、子供の頃に憧れた秘密基地のような位置付けや、友人を招いて語り合ったり、ゲストルームとしても活用できたり・・・その使い方は十人十色。1人で過ごせるミニマムなサイズというだけでなく、建築確認も不要であり、総額350万円(税込)というリーズナブルさと手軽に建てられることから、NATIVE UNITの商品の中でも特に人気が高いモデルとなっています。そのHUTの魅力に取り憑かれた1人が、俳優であり歌手であり、生粋のアウトドア愛好家でもあるマイク眞木さん。眞木さんご本人の許可を頂き、実際に住んでいる土地の敷地内に建てたHUTを紹介させて頂きます。
無駄のない広さとレイアウトによって、趣味などに没頭するのに最適な空間が実現しました。ギターを弾いたり歌ったり、眞木さんの趣味でもある模型作りと、作業に集中したいときにはここで長時間過ごすこともあるそう。ぬくもりのある古民家風の装いと現代の技術が融合した、今までにない新しい発想によってHUTは誕生しました。
スチール製のアーチビルディングこそが、HUT最大の特徴。アメリカやカナダでは近年多くの住宅や倉庫、車庫、工場などで使われているこの新しい建築資材は、耐食性に強いガルバリウム鋼板。HUTではその中でも最高品質を誇るカナダのメーカーと契約を締結し、日本国内において独占的に販売しております。
アーチ型のスチールで覆われたユニークなエクステリアは、デザイン性だけでなく機能面においても様々な点において優れています。サビに強いのがガルバリウム鋼板の大きな特徴ですが、耐震性や耐久性も高く、軽量なため建築コストを抑えることができるということも大きなポイントになっているのです。
建築確認がいらない10平米以内にギリギリ広さを抑えつつも、天井高は最大で2.4メートルあり、カタログスペック以上の開放感を実感できる設計になっています。室内スペースの1/3は土間になっていますが、他にも全面ウッドフロアにしたり、壁にシャッターを取り付けてガレージにしたりと、様々なアレンジも可能です。
入り口前に設置されたウッドデッキは標準装備。薪ストーブのための薪を割ったり、天気が良ければデッキチェアにもたれて日光浴をしたり・・・。親しい友人を招いてのバーベキューもいいですね。必要以上の「便利」が身の回りに溢れる今の時代だからこそ、時間をかけて「不便」を楽しむのがHUT流です。
DIYを楽しんで頂くために、あえて作り込みすぎないシンプルな仕上げとなっています。棚を取り付けたり、ベッドを置いたりなど、小屋の用途に合わせて最適な環境の中でミニマムな暮らしを満喫してください。窓は2ヶ所に設置されているので、天気が良い日には、日中の室内はとても明るくなります。
過ごし慣れた家ではなく、遠くに行かなくてもそばにある。スイッチですぐにできる電化製品ではなく、たっぷり時間をかけてあえて不便を楽しむ。テレビではなく好きな音楽を聴く。エアコンではなく火を焚いて暖をとる。遊び疲れたら火を起こして料理を作る。昔は当たり前にしていたことが贅沢に感じる。大切な家族と楽しく遊べる小屋のある暮らし。
外観
内観
図面
仕様:床面積 9.6㎡(デッキ部分別)/デッキ部分 12.8㎡(階段なし・デッキ下土間なし)/ドア 1ヶ所/窓 2ヶ所/アーチ素材 ガルバリウム鋼板/妻壁 サイディング仕上げ(外壁)・OSB合板(内装)